あなたへ

あたしは　まず　希望から始める

この人かもしれない
この人もそうかもしれない

その他大勢では終わらない
あたしの人生って名の舞台
主人公のあたしと肩を並べる
そんな重要な人間

きっとこの人だ
この人だったんだ

欠点を冗談で言い合える
涙も笑顔も思いのままに操り合う
言いたいことは大体分かる
離れてもきっとまた巡り会う

この人もなんだね
また新しい人と出会えた

相手の方が賢いと思ってる
相手の方が馬鹿だとも思ってる
みっともないくらい真面目に過ごし
みっともないくらい酔っぱらう

こんな人がいたなんて
こんな人がいてくれるなんて

たまらなく寂しいようで
安心して離れていけるその別れ
あなたは私の中にいて
私はあなたの中にいる

あたしのたいせつなひとたち
それはどれも一方通行ではないから

過ごした時間は本物で
流した涙も本物で
飛ばした皮肉も本物で
貸してくれた肩の温度も本物で

あたしのおかげであなたがあるんだよ
あなたのおかげであたしがあるんだけどね

揺るがない時間があること
揺るがない関係があること
それはいつかきっと
揺るがない自分に繋がると信じてる

どれだけ不器用だろうと
いつか分かり合える時が来て
気付けばかけがえの無い人に囲まれている
だから安心して一人で頑張っていくよ

あたしは　まず　希望から始める

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